パパ育休のリアル|妻との育児スキル格差をどう乗り越えるか。新米育休パパの心得3選

今回は、マイナビ転職 MEETS CAREERさんの男性育休に関するコラムを拝見して、パパ育休中の私が感じたことを紹介する。

コラムレビュー|夫婦間の日数差、育児スキル格差…男性育休の“困難”をどう乗り越えるか、専門家に聞く(MEETS CAREER)

はじめに|社会全体のホットワード「育児」

育児休業が開始して、家でテレビをつけていると気付くことがある。

昨今のテレビ番組は、高齢者と育児世代を対象にしたコンテンツが非常に目立つ、と。

藤本美貴さんを筆頭に、育児中のママタレントがこんなにテレビで活躍している(=視聴層の支持を得ている)とは思わなかった。

番組に育児世代のコメント(視点)を織り交ぜて、視聴者の共感を得ようとしていることがうかがえる。

今回紹介するコラムでも、冒頭「男性の育休取得が以前より盛んになってきた」とあるが、

まだまだとはしつつ、以前に比べると本当に盛り上がってきているのだろう。

夜帯のお笑い番組しか見ていないと気付かない。育児が、世の中でこんなにホットワードだったとは。

育児スキル格差

さて、今回表題のコラムを読んで、特に共感を覚えた点を紹介したいと思う。

出産直後の1カ月、男性が育児に参加しないと、夫婦間で育児スキルの格差が生じてしまいます。女性はどんどん育児に慣れていくのに、男性は週末だけ『そうじゃない』と怒られながら手伝うという状況が生まれるのです。

育児スキル格差。そう、これが私の一番避けたかったことなのだ。

男性は外へ仕事に行き、女性は家で家事をする、そういう時代では無くなったのだから、

男性が子どもが生まれた後、どう仕事と家庭で生きていくか(ポジショニングしていくか)を考えた時、

女性が育児のメイン担当で、男性は育児のサブ担当という構図は、絶対に避けたかった。

仕事と家庭、男女共通のフィールドで戦っているにもかかわらず、

育児に関して役割の優劣をつけると、パートナーとの関係性は歪になる。

結果的に、父親から子どもに対して、十分に良い影響を与えることができないと思うからだ。

今回は、このコラムに着想を得ながら、私が実践している新米育休パパの心得3選を紹介する。

新米育休パパの心得1|仕事も家庭も「主体性」がポイント

パートナーも産後、慣れない育児で、心の余裕があるとは言い難い。

私はパートナーから直接そのプレッシャーを吐露されたことは無いんだが、

男性には計り知れないものと捉えた方がよい(そう感じたエピソードは後日紹介する)。

だからこそ、私は、部活の1年生かのごとく、配属直後の新卒かのごとく、転職直後の中途組かのごとく、

率先して業務(育児)に関わっていき、貪欲に勉強し続けている。

目的は、パートナーのための自分でいれること。

そのために、パートナーの右斜め後ろでタスク振られるのを待つ存在になってしまうのではなく、

パートナーと同じ目線・立場で、業務(育児)に関わっていける空気感、環境を作ることが重要だと考える。

いわゆるビジネスシーンで、主体性といわれるものだ。

新米育休パパの心得2|「授乳以外」はすべて男性がやる心持ちで

表題のコラム内では、育児スキル格差を減らすための前提として下記の記述がある。

前提として、出産までに男性が『家事力』をしっかり身に付けておくことも重要ですね。家事ができないと、いくら育休を取っても結局『いるだけ』や『指示待ち』になってしまいます。極端な話、『授乳以外』はすべて男性がやる、というくらいのスキルを身に付けてしかるべきだと思います。

そもそも『授乳以外』すべてできるようにしておくことは、妻の体調不良など不測の事態が起こった際に、キャリアへの影響を最小限にとどめるうえでも重要です」

「育児レベル」と私はゲームのようにレベルアップしていく感覚でいるが、

育児休業中の私は常に「育児レベル」のレベルアップに励んでいる。

母乳での授乳を除いて、全ての工程は習得しているし、レベルアップも図っている。

哺乳瓶を口に含む際の的確な角度や、吐き戻し防止テクニックなど、

改善や試行錯誤をするが、それでもうまくいかない毎日だ。

ただ、そうしていく中で育児休業を取得している意味が生まれてくると思うし、

パートナーが1日いなくてもワンオペが可能になり、パートナーの支えにもなれるはずだ。

新米育休パパの心得3|パートナーにもお願いしたい「男性側への尊重」

男性側からパートナーにお願いしなければいけないこともある。

どんなに育児がおぼつかなくても一旦任せてほしいのだ。

まず、男性は育児レベルのアップに尽力する。

週末だけ育児に参加するのでは早期のレベルアップは見込めず、

もし週末だけしか参加できないような状況でも、週末は育児にフルコミットして、最大限レベルアップを図る。

そしてその上で、女性はどんなに男性の育児がイケていなくてもイライラせず、

(残念ながらプライドの高い生き物の)男性を傷つけないように丁寧に教えるか、

もしくは任せてしまうべきだ。

勝手にレベルアップしてくれるはずだし、父親と子どもとの信頼関係も時間を掛けて形成されていくはずだ。

パートナーが男性に「任せてくれない」こと。これは避けなければいけない。

男性のレベルアップにつながらず、結果的にパートナーにとっても不利益だ。

新米育休パパは、パートナーとそう腹を割って話せるかが重要だと考える。

まとめ

今回は「夫婦間の育児スキル格差」というキーワードに共感を得て、

私が実践している新米育休パパの心得ベスト3を紹介した。

  • 新米育休パパの心得1|仕事も家庭も「主体性」がポイント
  • 新米育休パパの心得2|「授乳以外」はすべて男性がやる心持ちで
  • 新米育休パパの心得3|パートナーにもお願いしたい「男性側への尊重」

産後、生活環境が急変することになり、パートナーとの関係性にも悪い異変が起きるかもしれない。

ビジネスの世界でも、「相手を変えるには自分が変わるしかない」と言われるが、

育児においても、そう。そして初動が肝心だ。

次回は、同コラムの後半で触れられている「男性育休取得を実現させるための方法」について、私の実体験を織り交ぜて紹介する。

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