会社を辞めたあとの最初の1週間を想像してみて、
何かこのままではダメだと感じる。
この1週間で、何が決定的に足りないのか。
予定がないわけではない。
やることがないわけでもない。
家のこともあるし、
出かける場所もある。
時間はそれなりに埋まっていく。
それでも、
一日が終わったあとに残る感覚が、
どこか薄い。
疲れているわけでも、
孤独に耐えられないわけでもない。
足りないのは「刺激」ではない。
楽しいことがない、
という話でもない。
足りなかったのは、
自分の時間が、誰かの時間と交差している感覚
だった気がする。
会社にいるときは、
一日のどこかで、
必ず誰かと話していた。
頼まれたり、
判断したり、
反応が返ってきたり。
そこには、
自分の行動が
自分以外に届いている実感があった。
一方で、
辞めたあとの1週間には、
そうした交差がほとんどない。
自分の時間は、
自分の中で完結してしまう。
だから、
一日が終わっても、
「進んだ感じ」が残りにくい。
ここで言う「足りないもの」は、
人の数でも、
会話の量でもない。
自分の時間が、
誰かの時間に触れているという感覚
だ。
それをどう作ればいいかは分からない。
ただ、
この1週間を想像してみて、
足りなかったものの正体が、
少し見えてきた気がする。